2008/09/12(Fri)BSOD 0x35 NO_MORE_IRP_STACK_LOCATIONS with KIS 解決法

2008/09/12 21:20 Software::Windows
BSOD中間まとめで書いたが、このKaspersky Internet SecurityとWindowsファイル共有が相性悪くて、BSOD 0x35 NO_MORE_IRP_STACK_LOCATIONSで止まる件について解決法が分かった。
この話がマイナーな事を考えると、Windows XP x64 SP2限定の話で、x86には全く関係ないのかもしれない。

MSKBを探し回った結果

0x35エラーが引っかかったが、ドメイン参加ではないのでドメインにログオンしようとすると、「 STOP 0x00000035 NO_MORE_IRP_STACK_LOCATIONS」エラー メッセージを表示することがあります。は関係ない。
SP2も適応済みであり、mup.sysのバージョンは公開されているパッチよりもずっと新しかった。

mup.png


Kaspersky Laboを探しまわった結果

このエントリが引っかかって、
I should also mention, I tried changing HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Klif Start key to 2 (currently still set that way), and that did not help. I then added to HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters an IRPStackSize key, started at 15, ran it up to 50, but that also did nothing.
というのがあったので、ダメ元で、
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\KLIF]
"Start"=dword:00000002
に変更。元々は、
"Start"=dword:00000001
でした。
このStartの値が何を示すかというのは、MSKBによると0x01の方が0x02よりローレベルな段階で起動する模様。
ゆえに、エラーが起こった時はKernel Panic=BSODとなるわけですか…。ふむ。

とりあえず、結果からいえば、これで直った。
この変更を加えても、一応Firewallは正常に動作しているようで、未定義のルールについてはちゃんと警告出してきているし、Sambaのやり取りも問題なくなった。


一件落着。
今回はBSOD系のエラーでも、すごくマイナーな物だったから余計に苦労したな…。

追記 2008/09/15

x86にKIS7をインストールしている場合でもStart=0x01だが、こちらはBSODにならない。
ということは、x64環境の場合だけの問題のようですね。

追記 2008/12/03

しばらく使ってたら、また青くなった。
今度は、ここを変更してみた。
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\kl1]
"Start"=dword:00000002
現状とりあえず安定しているようなので、↑でダメだった人はやってみてください。

2008/09/12(Fri)LoadAverageが50!?

2008/09/12 19:06 Software::Linux
この間、調子乗ってsftp3本張ってガンガン転送させながらPerlいじってたら、どんどんノロくなって、あれ?おかしいな、と思ったら、サーバーHDDのLEDが点灯
あ、こりゃまずいと思った時には、SSHの操作を受け付けるのが非常に困難に。

しばらく待ってたら、だんだん落ち着いて、topコマンドが入るようになったので、見てたけど、なにやら起動したPerlアプリのメモリが70%食ってるとかありえない表示になってたり。おかしいなぁ、そんなに酷い処理は書いてないんだけど…。

とりあえずkillallで該当Perlにkillをかけてから、sftpが収まるのを待ってようやくスムーズに。
後でサーバーの保守ログから作成したグラフを見て驚いたwこれはすげぇ…、Load Average 50いってたんだ。しかもswapの減り方が……。あぁかわいそう。
そんなに忙しいにもかかわらず頑張ってグラフ描いてくれたんだね、偉い偉い。*1

080904-load-hour.png

080904-swap-hour.png


まあ再起動することなく、おさまってくれてよかったです。
ちなみにおかしな挙動をしたPerlモジュールは変更せずにもう一回実行しても、↑のようなハングは起きませんでした。sftpのせい??

# 余談ですが、Linuxのsftpコマンドだけでレジューム転送ってどうやるんだろう?man調べたけどよく分からなかった。

*1 : まぁ白く抜けてる所は、さすがに処理してる暇がなかったんでしょう…。

2008/09/12(Fri)Safari+VLCで快適ストリーミング再生

2008/09/12 15:42 Software::Macintosh
私はお気に入りのmp3ファイルを、サーバーの私用スペースに置いておき*1、出先などでhttpストリーミングで聞くことが多いのだが、MacでiTunesを使うと、ちょっと具合が悪くて困っていた。

というのが、いちいち再生する毎にプレイリストにガンガン項目が増えていくこと。
サーバー上のmp3は頻繁に追加したり削除したりするので、別にプレイリストに増えて欲しくないのである。
しかも追加されたところで、日本語タグが化けて読めたものじゃない……。ほんとタグの面は特にiTunesはサイテーである。

で、適当なプレーヤーを探していたのだが、これまた私がMacに疎いからかあんまりよさげなものが見つからない。

やっと探し当てたのが、VLCメディアプレーヤー
日本語タグも化けず、きちんと再生できる。おぉ……。

で、SafariからワンクリックでVLCに再生したくなったのだが、その方法に少々迷ったのでメモ。
なお、サーバー側は
Content-Type: audio/mpegurl
Content-Disposition: inline; filename=stream.m3u
というヘッダーを吐くように設定。(シャッフルしたプレイリストをcgiで自動生成させているため、そのままでは.cgiという拡張子になってしまう。MacのSafariだと。WindowsのIEとかは問題なし。)
無論、この設定でWindows上のWindowsMediaPlayerやWinampは問題なく、ワンクリックでプレーヤーが起動し再生する。m3uはテンポラリに入るだけ。

▼適当にm3uを保存して、"ファイル"メニューの"情報を見る"を開く。
mac_streaming_1.png


▼"このアプリケーションで開く"をVLC.appに設定し、"すべてを変更"をクリック。
mac_streaming_2.png


▼Safari側は自動的に開くように設定
mac_streaming_3.png


はぁ、Windowsとは関連づけの方法が全然違うんですね…。拡張子の一覧があって、そこから選ぶようなのが便利だなあ。
特にブラウザのMIME設定によって保存するとかしないとかの設定が欲しい。
▼こんなやつ
folder_options_m3u.png



しかし、この方法にも欠点があって、ダウンロード先のフォルダにm3uがstream.m3u, stream1.m3u, stream2.m3u…という風に溜まりまくってしまいます。
定期的に掃除でいいかな?

何かいい方法ありますかね…。

*1 : アクセス制御はもちろんしている

2008/09/11(Thu)DPC Latency Checker ひどい有様

2008/09/11 19:49 Software::Windows
ASUSブランドのPxBシリーズ*1にはよくお世話になっている私だが、最近P4B266-Eのシステムが調子が悪い。
スペック: P4B266-E, Pen4 1.8AGHz(Northwood), Mem 768MB, HGST 300GB, Winfast TDH 200

*1 : P3B-F, P4B266-E, P5B Deluxe/WiFiAPと…

DPC Latency Checker

まあディスクに対して非常に負荷のかかる使い方をしているので、I/O待ちとかでマウスカーソルがカクカク止まったり、音楽を再生しても飛んだりノイズが乗るのかと思っていたが、某氏に教えていただいたDPC Latency Checkerというのを使って割り込み遅延をみると、ひどい有様。

▼通常のWebブラウズ、フォルダ閲覧程度の負荷
dpclc1.png


▼同時にいくつもファイルコピーなど負荷をかけた状態
dpclc2.png



多分、2chの【大丈夫?】DPC LATENCY CHECKER【レイテンシ】というスレでもここまでひどい人は居ないんじゃないかな…と某氏と話していたが…。


原因究明のため、色々調べてみた。
まず、カーソルがカクカクして、数十秒に一回、2~3秒カクカクする現象が起こるのは、「1つあたりが比較的大容量の数メガ以上ファイルをコピーしたりするとき」ということが分かった。小さなファイルをたくさんコピーするときや、フォルダを開くだけでは全く問題がない。ディスクキャッシュ絡み???
同様に、ネットワーク越しにアクセスしたとき・された時にも重くなる。

イベントビューワを開いてみると、何やらdiskエントリで怪しいものが……。

eventviewer-diskerror.png

diskerror.png



ファイルコピーの度に出てるわけではなさそうだが、これはまずい。
と思って、とりあえず全てのドライブに対して、chkdsk /f X:をかけた。すべて問題なし。あれ??
ちなみにシステムは、Windows XP SP3。比較的OSがすっからかんの状態でSP3をインストールしたので、あんまりこれによる影響とは考えられない。


とりあえずファイルコピーが重いというのは致命的だが、幸いTrueImageなどのバックアップがあったので、大部分はそれに頼ることにして、必要なものだけ退避させてシステムを入れなおし。

ようこそでフリーズ

P4B266-Eには、ディスク系のPCIカードを2枚突っ込んでいて、一つは玄人志向 SAPARAID-PCI*2, もう一つはITE IT8212というATAカード*3。システムディスクは、SAPARAID-PCIに接続したS-ATAディスクから起動している。

SP2と様々な更新を統合したインストールCDからセットアップして、ユーザー名を決めた後、ようこそ画面が出る所でフリーズ。

これは、ITE IT8212がドライバ未組み込みの状態だったのが原因かな?
一時的にボードを取り外してやったら、すんなり起動して、引き続きKBパッチの適用へと進んでいった。

*2 : S-ATAが2台、P-ATAが2台x1チャンネル接続可能

*3 : P-ATAが2台x2チャンネル接続可能

そういえばネットワークカード

時系列順にだらだら書いていて申し訳ないが、P4B266-Eのネットワークカードのドライバをインストールする際、前回のシステムではASUSのIntel(R) PRO/100+ Lan Adapter Driver & Utility V5.1を使おうとしたのだが、自動的に検索させてもうまく認識しないので、IntelサイトのPRO2KXP.exe*4を使ったっけ。
そもそもこのカードが、Intel PRO/100の何シリーズなのかよく分からず、別ドライバを突っ込んでしまってたのかなあ?

ASUSのサイトに合った82562_51.zipの中身のoemsetup.infを手動で指定してやって、PRO/100 Desktop Adapterを選択してやると、これでもちゃんと認識して繋がる。

そういえば、と思って、製品添付のCDから\Drivers\Lan\Intel\Info\Drivers.htmに書かれているとおり、ドライバフォルダを指定して自動選択させてやると、PRO/100 VE Desktop Adapterとして認識した。あれ?これが正しいの?無論繋がるけど。うーん……。

*4 : セットアップVer4.0.100.1124, CRC32=BAAB738B, どこのページからDLしたか忘れた

改めてDPC Latency Checker

再インストール後はこんな感じに。時折赤くなるけど、マウスが飛ぶほどのことはなくなった。
こりゃもしかして、SAPARAID-PCIのせいかなぁ?流石にこいつは無効にできないので、もう我慢するしかないか。

dpclc3.png

あれまたおかしい

また不定期にマウスカーソルや画面描画が止まる現象に悩まされるようになった。クリーンインストールでこれぇ?
あ、そういや、さっきIT8212経由で接続したHDDがカッタンカッタンスピンアップに失敗するような変な音立ててるし!さっきはこんな音してなかったのに……。
イベントビューワの警告は本当だったんだ…。chkdskで何で問題が出なかったんだろう。気まぐれ?

ようやく元通り?

とりあえず死んだHDDを外してやったら安定したので、再セットアップする前のOSにTrueImageで復元。
1時間ほど放置しておくだけでまるまる戻ってラッキー♪

DPC Latencyは相変わらずたまに赤いバーが出てきて、その時何か音楽や映像を流してると音飛びするけど、もうこりゃどうにも直らんでしょ。
バックエンドサーバーだし、期待しないでおこう。