2008/05/14(Wed)x64とx86

2008/05/14 1:19 Software::Windows
x64なOSはVistaで初めてなのだけど、x86の扱いとx64の扱いや挙動には注意する点が多いと思う。
そのメモ。

x86アプリのレジストリ

x86をx64でエミュレートしているアプリケーションに関するレジストリエントリの場所はこちら。
HKEY_MACHINE\Software\Wow6432Node\以下。
例えば、x86系アプリのスタートアップエントリは、HKEY_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run\からHKEY_MACHINE\Software\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run\に変更されていて、前者の方はx64なアプリケーションだけが登録されているっぽい。

Program Files

C:\Program Files\以下にはx64アプリが入り、x86のアプリケーションはC:\Program Files (x86)\以下に格納されるらしい。
長ったらしい。
そして何故かIEの起動ショートカットが32ビット版と64ビット版が用意されている。Quick Launchには32ビット版だけ。
おそらく本来は64ビットだけにしたいのだろうけど、プラグインのことも考えて32ビット版を残したのでは……。

動くアプリ、動かないアプリ

基本的にx86ものはx64でも動く。が、プリンタドライバに干渉するAcrobat(パッチで動作する模様?)や、ネットワークの低層に干渉するファイヤーウォールなんかは厳密にアーキテクチャ環境が物を言うらしい。

動かなかったもの
  • Kerio Personal Firewall ver.2
  • Acrobat 8.0(8.1 UpdaterとVistaパッチで動くらしいが…うまくいかない)
  • ちょっと前のプリンタ・スキャナ等のドライバ
さっさとx64に移行しよう、皆。