2008/01/31(Thu)iBookクラムシェルにFedora8

2008/01/31 2:00 Software::Linux
とある事情でiBook クラムシェル(M2453)を手に入れたので、
さっそくLinuxを入れてみました。
別にアンチMacだからって理由だけではなくて、サーバー機の代替マシンにしたかったからです。
OS9でもサーバーは務まるかもしれないけど、リモート制御はどうしてもはずせなかったので。
そのためだけにようよう動くかどうかのOSXを入れるのはバカらしい。

というわけで、インストール日記です。

ディストリビューション

でも選んだパッケージはFedora 8.
日本語周りの対応がFedora好きなんですよ。システムのエンコードもデフォルトでUTF-8ですし。

しかし、このマシンにLinuxを入れるのは結論からいえば、割と簡単でした。
今使っているThinkpad 530CSの方が、「CD/DVDは一切使用できない」「FDDはある」「10BASE LANカードはPCMCIA接続」「USBなし」という環境でしたし。
CD(RWもOK)が読めて、USBが使え、有線LANがオンボードになってるだけで非常に楽です。

インストール

さて、Fedora 8はDVDのパッケージしかありませんので、ネットワークインストールすることにします。
調べたところ、こいつのブートに使うのはRescueCDということで、Fedora-8-ppc-rescuecd.isoをダウンロード。
iijからだと、http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/fedora/releases/8/Fedora/ppc/iso/Fedora-8-ppc-rescuecd.isoとか。
どーせインストール後には不要になるので、CD-RWに焼きましたが。

ブート

こいつを入れて電源を入れます。あ、必要ならOS9のDisk CopyというツールでHDDのバックアップを取っておくように。私は取りましたが。
Optionキーを長押ししつつCDをセットして、CDのアイコンをクリック、→ボタンを押して起動します。

boot:という表示が出たら、"linux askmethod"と入力してEnter
これでネットワークインストールに入れます。

初期設定

言語やキーボードは適当にjp当たりを選ぶものの、テキストモードなので全部英語ですが…。まぁキーボードは英語配列だと;や:のあたりが大変なので、jp106をお勧め。

インストール方法

次にインストール方法を聞いてきます。
FTPを選んで、
Server: ftp.iij.ad.jp
Path: pub/linux/fedora/releases/8/Fedora/ppc/os/
と入力。osの後の/を忘れると蹴られます。pubの前の/があるとうまくいかなかったような…?これはようわからん。

で、次に進んでいって、ディスクを
1: Apple Bootstrap
2: ext3 / 残りすべて
3: swap 256M
あたりで切ってやってOK.

eth0とeth1もDHCPで起こすようにしておき、適当にホストネームを決めます。
後はパッケージの選定かな。

X

X Window Systemは動くには動く…けど、かなり厳しいといったところで、かなり根気良くないと使えないレベルです。メモリ128MBじゃねぇ…。
というわけで、はずすのをお勧め。

ibook_gnome.jpg


まぁこうなると、完全にサーバー用途ですがね。

あとは1晩ほど放置しておくと、インストールが完了してます。
お疲れ様でした。

ibook_bootstrap.jpg