2025/06/19(Thu)SONYの無線ノイキャンヘッドホン WH-1000XM3の延命措置
2025/06/19 18:01
WH-1000シリーズとの出会い
色々なメーカーを試してみて結局、SONYのヘッドホンにたどり着き、シリーズとして今もラインナップがあるWM-1000シリーズに手を出したのは2018年の冬頃。当時は3万もするヘッドホンWH-1000XMを買ってしまい、落としたりぶつけたりしてヒンジを壊さないように気を付けて使って、気づけば早6-7年……。
途中コロナ禍で使用しない期間が1年程度あったとはいえ、流石に耳や頭が触れる部分がボロボロになってきたのでメンテして延命しようかと。
過去、ヘッドホンを買い換えたきっかけは、ほぼヒンジが折れた時だけだし、今はWH-1000XM6が最新だけど、最安で6万弱とエグいインフレで、おいそれと買い換える気は起こらず。まだ音を鳴らす部分は健在だし、バッテリーも問題無いもんね。
そういえば、WH-1000XM3もまだ3万くらいで新品を売っていたりと、今なお人気はあるのかも。
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イヤーパッド交換
実はイヤーパッドは約1年前に交換してました。最初はメーカー純正のを手に入れようと、yodobashiで買おうと思っていたらまさかの売り切れ、というか終売。それならメーカーにと、過去取り寄せを依頼した先人のblogを参考に行ってみると、そちらも在庫切れ・再入荷の目処なしとの返答。ということは、生産終了したのかな…
ならばと、3rd partyのSOULWITという製品を試してみた。両耳で3000円弱と、まあ本体の値段を考えたら良心的かな。純正は片耳で3000円ちょいなので、ほぼ半額。
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構造的にはかなり簡単で、パッドがプラスチックの爪で止まっているだけなので、スパジャーや割り箸のようなもので外して填め直すだけ。正直、この作業は5分もあれば終わってしまいます。
ヘッドバンド交換
イヤーパッドを交換したとき、ヘッドバンドの生地は徐々に鱗状に分離し始めていたけど、まだボロボロ剥がれる程ではなかったし、純正では交換パーツがそもそも存在しないようなので、とりあえずそのまま使っていた。しかし約1年経った2025年の夏、さすがに黒いカスがポロポロ落ちるようになってきたので、交換を検討することに。
で、去年交換したSOULWITが4000円弱で出してた。これ。
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また絶妙な値付けだなと思ったけど、布を巻く方法に比べて最終的な見栄えが良さそうだったので購入。
どうやら挟み込んで取り付る構造で特許を取っているとサムネに書いてあるけど、ホンマかいな……?
で、実際交換してみると、ちょっとコツがあったので、メモ。数年後に再度交換するかわからないけど……。最終的にはこんな感じ。



ヘッドバンドの取り外し
なんか画像の1番が既に分解済みな所から始まってて、え!?と思ったけれど、まずは銘板の裏にあるキャップを外すらしい。ここからまず躓きポイント。もう少し丁寧に書いてくれてもともったのだけど、外に露出している部分に隙間を作ってこじ開けるのは間違いで、パッドが嵌まっている方からプラ工具を差し込むのが正解ぽかった。

これに気づかず進めてしまい、少しコジったせいか、爪が甘くなって元に戻らなくなってしまった……。それを見越してか、この部分の交換パーツが付属していた(今度はキャップ式ではなく、直接ネジ留め式)のはそういうことなのか…??
その後ネジを2本外せば、とりあえずヘッドバンドの両端にアクセスできるようになる。

画像7番ではパッドをハサミで切っており、自分も結局こうせざるを得なかったけど、元に戻れなくなる瞬間ってのはちょっとドキドキするね。
一応壊さずに外すこともできそうだけど、その場合はL-R間のスピーカー配線が邪魔になって取れないので、潔く切った方がよいかも。自分はニッパーでチマチマ切りました。
画像9番からシールを剥がしにかかっていて、同様にやってみると確かに綺麗に剥げない。というか、とても接着力が強い……。
少し考えて、ドライヤーを20-30秒当ててから外すと、水色スポンジの方は綺麗に剥げたので、皆さん、温めてから剥がすのをお勧めします。
残ってしまった接着剤は、爪でカリカリやっても日が暮れるので、シール剥がしを使って取りました。
画像12番では、この部分を綺麗にしておけと書いてありますが、確かにその通りで、次工程で挟み込むパーツの邪魔になると浮きます。
新しいヘッドバンドの取り付け

画像14番の状態にする所も少し説明不足かな感があり、Amazonレビューでは布が余るので切ったという人もいたけど、ここは生地のはみ出しに関しては気にしなくても良い。逆に、爪が画像のようにくっきりと奥まで刺さっていることが重要で、ケーブルなどが噛みこんで隙間が出来ていると、出来上がりにも隙間が残り、画像17番の時点で見栄えがかなり悪くなるので注意。

画像18の銘板と、裏側のネジ留めパーツを付ける段階で、始めて布を挟み込むように取り付ける。
完成図がちと分かりづらいのだけど、上側についている銘板隣の四角プラ以外が見えなくなるようにつけるとよい。

小さくカットされた両面テープが4つ付属してたけど、手順書には特に指示も無く、まあ純正パーツでは端が止められていたので、それの真似をしろということかもしれないけど、取り付ける段階で裏の編み込みが解けて面倒なことになるので、使わないのを推奨。