2010/11/18(Thu)Value Domainで自前ネームサーバを使う場合の設定方法

2010/11/18 0:38 NetService::ValueDomain
このkerosoft.comを含め、安さに定評のあるValue Domainでドメインを取ってたわけですが、前々からDDNSの反映がいまいちだったり、自前でネームサーバを立てようと思ってて、やっとこさ立てたわけですが、いざNSを変更しようと思ったら何故かエラーで怒られてハマったのでメモ。

設定箇所

VALUE DOMAIN ログインからログインして、ネームサーバ変更を開き、変更を加えたいドメインを選択する。ここまではOKでしょう。

valuedomain-ns1.png


nRRPResponseCode 531またはnRRPResponseCode 541

そこで「他社提供/自前ネームサーバー」を選択してns1.example.comとか指定したら、nRRPResponseCode 531または541と怒られたわけです。

valuedomain-ns2.png


下の方にはドメイン名で指定しろと書いてあるけれど、グルーレコードの設定のためのIPアドレスの設定が必要なはず。どこでやるんだ?と気になっていたのですが、試しにこの1)~5)にIPアドレスを指定すると、"Invalid Name Server"というエラーになります。

nRRPResponseCodeナントカなんて、まったくもって不親切なエラーメッセージなのですが、やはりこのネームサーバが上位とのグルーレコードに登録されていないのが原因でした。


解決法

しばし悩んで、その下の「このドメインでネームサーバーを作成」というのがそのグルーレコード用の設定をするとこだということが分かりました。
「ネームサーバを作成するにはここをクリックしてください」をポチっと。

valuedomain-ns3.png


ns.exmaple.comでも良かったのですが、2台目のNSを自ドメイン以下に作るかもしれないので、ns1のままにしておきました。ここに固定IPアドレスを持ったDNSサーバのIPアドレスを指定します。

valuedomain-ns4.png


で「追加」。
それから、先ほどの

valuedomain-ns2.png


にその追加したFQDNを指定すれば今度は正しく処理が進みます。

確認

Value Domainの提供するeNomのサービスを使っていたのであれば、
$ host -t ns example.com
example.com name server dns1.name-services.com.
example.com name server dns2.name-services.com.
example.com name server dns3.name-services.com.
example.com name server dns4.name-services.com.
example.com name server dns5.name-services.com.
のようになっていますが、変更後は
$ host -t ns example.com
example.com name server ns1.example.com.
のように変わります。

name-services.com側のTTL変更はできないので、NSの切替を行う前に、両者のゾーンを一致させた上で行うのがベストだと思います。