2009/11/15(Sun)CU-H9700RMD-2でGracenoteCDDB更新

2009/11/15 23:35 Hardware::CarNavi
ちょっと前、車にCU-H9700RMD-2という三菱電機のナビを乗っけたわけですが、ナビも数年前のものと比べて格段に機能が上がってる上、さらに多機能になってました。

その一つに、ミュージックサーバーというのがあって、まぁ内蔵HDDに音楽CDから録音しておける機能があり、内蔵のGracenoteCDDBというデータベースとDisc IDを照合して、該当するCDのタイトル・アーティスト情報を自動補完してくれます。
そもそもCDDBというのはオンライン経由で、例えばこういう所のようなサーバと通信する設計なので、当然オフラインで内蔵しているということは、新曲なんかのデータは入っていないわけです。

一応ナビのメニューからGracenoteCDDBの更新ボタンがあるものの、メーカーHPを訪ねても該当機種に関する説明が無く、携帯電話接続ユニットを買ってオンライン経由でしか出来ないのか?と困っていたわけですが、適当にやってみたらうまくいったので、そのメモ。

データを用意

とりあえず該当機種はありませんが、メーカーHPのGracenoteデータダウンロードへ行きます。

ページ下部にNR-HZ750CD/700CDシリーズのお客様というページがあるのでそちらへ。
(もう一つのNR-HZ001シリーズの方だと、落ちてくるファイルは12MB程度で、おそらくこちらはSDカードによる追加が基本となっているため元々が少ないのでしょうか?)

進んでいくと、ダウンロードページからv2346が手に入ります。

適当なアーカイバでこれを解凍して、CD-RWにそのまま焼きます。*1
私はB's Recorder GOLD9を用いましたが、何でもよいかと。
ルートディレクトリに3つのファイルが並ぶように焼けばそれでよいです。

*1 : もちろんCD-Rでも構いませんが、一度っきりしか使わないのでケチってRWです。

更新作業

念のため書いておきますと、ここからはat your own riskでお願いします。

CD/DVDトレイに先のディスクをセットし、メニューのAV設定から「GracenoteCDDBデータの更新」ボタンにカーソルを合わせます。

gracenote_1.jpg



しばらく待っていると、自動的に更新が始まります。
初期状態だと右下のRev表示が、Rev.00000000ですが、更新後には、以下のようにリビジョン番号が入ります。
ちなみに更新には15分か20分かそれくらいかかります。たった100MB程度のファイルコピーにそんなに時間がかかるとは思えないのですが、そこはPCと比べちゃダメですかね…。
とにかく時間があるときにやった方が良いです。

gracenote_2.jpg



めでたしめでたし。

技術的な情報

今回使ったNR-HZ750CD/700CDシリーズで落ちてくるファイルは
CDDB_VER.TXT                  31 bytes
ECDDB.UDT             93,240,116 bytes
ECDDB.UDX             18,161,280 bytes
一方NR-HZ001シリーズで落ちてくるファイルは、
ECDDB.UDT             12,036,841 bytes
ECDDB.UDX              1,789,824 bytes
GDBUDJ00.ME                   12 bytes
となっており構造が少々違います。
CDDB_VER.TXTは
00002346	// CDDB_RevisionNo
というASCIIに対し、GDBUDJ00.MEの方はバイナリで読めません。

また、ECDDB.UDTについても形式が違うようで、前者の方には
Mitsubishi Electric Corp.       Mitsubishi Car Navi CU H9000
という明らかにCU-H9000シリーズ汎用とでもいうシグニチャが先頭数バイトから読めますが、後者の方には
47D300A42E701F6CB7F2A944DE804B288137984
という謎の数字しか見えませんので、全く形式が代わったということでしょうね。。
(ちなみにECDDB.UDXの方にも同等のシグニチャがそれぞれあります)

まぁ、バイナリファイルから当たりを付けてみて正解だったので、よかったことにしよう。

追記 2009/12/09

こっちの方が正規っぽい…。
配布バージョンは同じ2346らしいけど、中身は未確認。