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先日の紆余曲折を経て、なんとかx64システムのベースが完成した。必要なアプリ類はまだまだあるのだが。
Acronis True Imageというソフトを使って、システムドライブ全体を毎日スナップショット管理できるようにした。
ドキュメントフォルダもスケジュールバックアップさせようと構築中だ。
前回の失敗は、システムドライブが死亡するとドキュメントまで巻き込むということだったので、最悪システムドライブのMFT周りがおかしくなってもドキュメントが死なないよう、思い切って別ドライブに分けた。相変わらず、1ディスク=1パーティションは崩してませんが。(バックアップエリアを除く)
1台目(250GB): 120GBがシステム、残りがTrue Image セキュアエリア(不可視)
2台目(300GB): マイドキュメント、デスクトップ、WWWデータ、インストール不要アプリなど。
3台目(250GB): 2台目のバックアップ(圧縮するし、2台目は300GB全部埋まっているわけではないので250GBでもなんとかなるだろう)と、VM類。
かなり富豪的な使い方ですね。
でも、バックアップはきちんとしておくものだと思う。
以前はウイルスバスター2008というのを使っていた。実はウイルスバスター誕生以来の古参ユーザーで、毎年ユーザー更新を続けていたのもあって、一括購入の恩恵を受けられる今までずるずる来ていたわけだ。
が、どこかに書いたかもしれないが、VB2008は色々と使いづらい。
いろいろ使っているうちに知りえたことだが、DLLインジェクションやプロキシ情報のレジストリアクセスに過度に反応する割には、パーソナルファイアーウォールがザルだったりで、困ったものなのだ。
しかし、さすがに導入しないのはそれはそれでリスキーである。
上記のようにバックアップシステムを構築していても、さすがに私は「いつシステムが吹っ飛んでも良い」とまでは言えないし。
しかも、今回はWindows XP x64で動くことが条件なのだ。
ウイルスバスターは選択肢から消え(XP x64は動作範囲外。Vista x64はサポート。)、ノートンも重いのであり得ない(PFWはVBより優秀かな?)。
フリーのもなんとなく信用できない。AVGとかAvast。そもそも純国産のって無いしね。
以前Kerio Personal Firewall 2を友達つてに聞いて使っていたが、2バイト文字をパスに含んだ場所で、軽くトラブるなど、純国産じゃないアプリはちょっと問題あるし。そもそもx64で動かない、これ。
ソースネクストのウイルスセキュリティZEROは更新料が0円らしいが、まずこの会社を色々信用していないので却下w
残ったのは、ESET Smart SecurityとKaspersky Internet Security 7.0である。
前者のESETはキヤノンのNOD32にPFWを足した形で、NOD32の信頼性をそのまま受け継いでいるとすれば、かなりポイントが高い。
が巷の噂では、PFWがそんなによろしくない、ヒューリスティクス検出に力を入れていても一般的なウイルスをスルーするなど怖いうわさが飛び交っていたので、導入直前でやめた。
後者のKISはそれなりに有名らしい。日本ではJust Systemが委託販売?体験版で最大90日使えるらしいので、とりあえず入れてみた。
PFWも細かく設定できるし、レジストリガードやアプリケーション毎の細かな設定、全体プロファイルの保存機能(OSをよく入れなおす人には必須)があったり、独自調査とはいえこういう数字でレポートをまとめている自信があるところに信用感を覚えた。
そしてつい今しがた、慶應大学も導入したという記事も読んだし。
これが原因か分からないけど、VMをインストールしようとしたときにBSODで死んだ。
念のためTrueImageで復元して、KISを一時的に無効してやったらうまくいったようだが、アプリの大量インストール時はOFFにしたほうがいいかもしれない。
対象のマシンにはHDDを物理的に3台積んでいる。
それぞれα、β、γとすることにすると、αが今回インストールしたVista、βが今まで使っていたXP、γが緊急起動用の昔のXPである。
αにインストールしたとき、βのブートセクタを壊してしまったので、αの接続を外してβの起動優先度を1番上にし、回復コンソールをCDブートで起動した。
ここで、ログインするときに何故かCドライブ(β)が確認できない。一応γへの回復コンソールログインが出来るようだったので試してみた。
無事にログインし、DIR C:を試してみると、何故か"列挙できない"という旨のエラーが帰ってきた。
「どーせ、ブートセクタが壊れてるからNTLDRを認識できず、したがって何か微妙な状態になってるんだろう」位にか考えておらず、fixmbrとfixboot c:を試したのだが、その時どちらも正常完了したものの、何故かFATとして認識されていた。
この時点で青ざめたのだが、ブートシーケンスまで行ってみるとNTLDR is missing。
と言う事はブートセクタは直ったわけだ。
ファイル構造がどうなっているかをαに入れたVistaから確認すると……
「10MBのパーティション???しかも、FAT12???」
αのVistaから見ても、γのXPから見ても、βの中には4バイトのファイルが一個あるだけだった。
念のためKNOPPIXを試してみたが、パーティションはちゃんとNTFSなものの、中身は文字化けしまくっていて読めない。
red:えーー!
HDDの論理テーブルを壊してしまったようだ……。
幸い最重要なMy Documents辺りは95%位バックアップに頼っていいと思うのだが…。200GB近くのデータが失われるのはやっぱり辛い。
αに入っているけど、とりあえず使い物にならないVistaはフォーマットして、こちらに復旧させる事に。
γで起動して、復旧ソフトを立ち上げてみる。
まずは、以前にお世話になった「R-Studio データレスキュー PRO」を試してみる。
以前もシステムディスクが壊れたとき、これにお世話になったが、復旧率は微妙だったかなぁ……。
▼セクタースキャンしてみた。不思議なパーティションが認識されている
今回も試してみたけど、ディスクの最初の方のMFTが壊れてて読めないのか、ルートディレクトリにぶら下がってるディレクトリが読めた程度、ファイル群は全て削除されたものとして点々バラバラに検出された。
ファイルは戻せるかもしれないが、これでは元のディレクトリに戻すのは骨である。
▼ツリーが1階層で切れている……
FinalDataという有名すぎる復旧ソフトを試してみた。とはいえ、2006とかもうかなり前のバージョンだけど。
こちらはさすがに大御所だけあって、半端ない。
簡易スキャンではさすがに無理だが、パーティション検出をきちんと行って、セクタスキャンさせたところ、わらわらファイル名が出てきて、ディレクトリ構造も検出できている。
あと数時間で全クラスタのスキャンが終わるようだが……。
(追記)
結局ディレクトリ構造やファイル構造まで復元できていたが、ファイルの中身がぐちゃぐちゃで使い物にならなかった。やはり、パーティションタイプがへんちくりんになってしまった以上、どっかで勘違いを起こしたんだな…。
今までのデータにはお別れを告げて、新しいシステムを組もう……(涙
HDDの値段も下がってきたし、ソフトウェア的にでもミラーリングするシステムを作っておくのが良いかも…。
HDDを近日中に買おう……。
とかいって、前同じドライブを2台買ったけど、あればあるようにオリジナルデータを大量に溜め込んでしまうんだよな(汗
さて、メモリを増設したところでx86からx64に環境を移そうと考えているのだが色々問題が出てきたので解決してみた。
Ntfs.sysのBSODが発生することがある。
OSのみインストール後、SP1を当てている所で起きた事もあったし、今日なんかはOSインストール中に起こった。
全く不定期に起こるのでよく分からないのだが、ディスク系のトラブル……?ディスク自体は全然元気なのだけど。
Vistaからは、XPまでのNTLDRとboot.iniを使う方式は廃止され、BCDと言う情報でブート情報を管理するようになりました。
具体的にはMBRのコードと、ブートマネージャと、\Boot以下にあるファイル群(BCD及びブートマネージャのローカライズファイル)でデータを保持しているわけですが、インストール時に注意があります。
このBootフォルダが置かれるのはインストールパーティションではなく、1番最初のHDDのパーティションです!
ゆえに、BIOSのハードディスクの起動順序の最初のパーティションのBootディレクトリとMBRが上書きされます!!
ディスクごとにマルチOSを構成している自分のような場合は、うっかりBIOSで起動順序の指定を間違えると、例えばXPが入っているOSのブートローダーをぶっ壊します…orz
とはいっても、ただ壊すわけではありません。
仮に、今Vistaを入れようとしているHDDをα、既存のHDDをβとし、βにはXPが入っているとします。
また起動優先度(BIOSの設定)はβ>αとしていて、DVDブートでVistaをインストールしたとします。
すると、当然のようにVistaはαへインストールされるわけですが、ブートローダー・ブートマネージャはβに入ります。
βのXPが起動しなくなっては困るので、起動エントリにβのXPを起動するエントリを追加します。
整理すると、
- αのMBRには何も入っていない。ブートローダーもブートマネージャもない。
- βのMBRにはVistaのブートローダーが居る。これはβ上のブートマネージャを参照する。ブートマネージャはβ上のBCD情報を参照して、そこからαのVistaを起動するか、βのXPを起動するか選ぶ。
という、非常に気持ち悪い状態になります。
このまま運用できなくはないものの、もしβのHDDを取り外してしまったらαのVistaは起動できなくなります。
# まぁ、XPやXP以前の頃も↑のような問題はある上、認識したハード順にドライブレターが振り分けられるため、システムドライブがC:とならない事もある。Vistaでは、システムドライブが常にC:となるようになっただけでも偉いかもしれない。
というわけで、何が言いたかったかと言うと、OSのインストール中は、インストール先HDD以外は物理的に取り外しましょう^^
さて、お次はDynabookの話題。
↑のように頻繁にOSを入れなおしたり環境を変えるタワーPCとは違い、ノートなのでハードの大きな変化もないし、構成的にも自作よりは安定していると言える。
というわけで、私は未だにDynabook AX1/424CMEを愛用している。メールを見るための安定したマシンとして。
が、最近たまにIDE #1 ERRORというエラーをBIOSのPOSTで吐くようになった。
これをはじめてみたときは、「終にHDDがお亡くなりか!?」と焦ったものだが、HDDは#0である。
つまり#1とは内蔵のCD/DVDドライブが問題ということ。メッセージと同様にアクセスLEDも点灯しっぱなしだし、ディスクイジェクトボタンは効かないし……。
このノートは、稼働中に雨漏り直撃で壊れたのを復活させた時に散々バラし慣れているので、必要最小限で分解し、エアーダスターを少々……。
と、米粒ほどの埃が沸いて出てきたのだ。
取り除いて元に戻すと認識。やったね!
この手のエラー(IDE #1 ERROR)が出るときは、ハードの故障を疑う前に、埃を除去をしてみるといいですよ。
#このノート、事あるごとに「もう買い替えじゃなかろうか…」と思ってしまうけど、結局直ってしまう不思議……。
無線でWPA2/WPA2-PSKを使う場合の設定というのを以前書いたけど、Windows2000でWPA2を使う場合にはこのパッチは使えない。
どうしたらいいものか…と思ったら、バッファローのWLI-U2-KG54の場合だと、公式HPのドライバを入れてみると、Windows2000でもWPA2-PSKが使用可能になった。
# バッファローの場合、クライアントマネージャのインストールだけではWPA2が使えない模様。
vimの件が片付いたので、今度はless等でもきちんと使えるようにしておくか……と思ったのだけど、どうもUTF-8はおろか、システム文字コードのEUC-JPまでASCIIに化けて読めない。
jlessとか慣れないものをコンパイルするよりは、慣れているlvを使いたいなということで導入しようと思ったのだが……。
ところがどっこい! red:これもコンパイル通らんのか…。
というわけで、再びN先生のお世話になってしまいました^^;ありがとうございます。
↓のソース中に書いているすぐ使えるパッチは、こちらからどうぞ。
インストール方法
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