2008/06/01(Sun)OSインストとか…

2008/06/01 7:32 Software::Windows
さて、メモリを増設したところでx86からx64に環境を移そうと考えているのだが色々問題が出てきたので解決してみた。

Vista x64で…

Ntfs.sysのBSODが発生することがある。
OSのみインストール後、SP1を当てている所で起きた事もあったし、今日なんかはOSインストール中に起こった。
全く不定期に起こるのでよく分からないのだが、ディスク系のトラブル……?ディスク自体は全然元気なのだけど。

Vistaのブートローダー

Vistaからは、XPまでのNTLDRとboot.iniを使う方式は廃止され、BCD*1と言う情報でブート情報を管理するようになりました。
具体的にはMBRのコードと、ブートマネージャ*2と、\Boot以下にあるファイル群(BCD及びブートマネージャのローカライズファイル)でデータを保持しているわけですが、インストール時に注意があります。

このBootフォルダが置かれるのはインストールパーティションではなく、1番最初のHDDのパーティションです!
ゆえに、BIOSのハードディスクの起動順序の最初のパーティションBootディレクトリとMBR上書きされます!!

ディスクごとにマルチOSを構成している自分のような場合は、うっかりBIOSで起動順序の指定を間違えると、例えばXPが入っているOSのブートローダーをぶっ壊します…orz


とはいっても、ただ壊すわけではありません。
仮に、今Vistaを入れようとしているHDDをα、既存のHDDをβとし、βにはXPが入っているとします。
また起動優先度(BIOSの設定)はβ>αとしていて、DVDブートでVistaをインストールしたとします。

すると、当然のようにVistaはαへインストールされるわけですが、ブートローダー・ブートマネージャはβに入ります。
βのXPが起動しなくなっては困るので、起動エントリにβのXPを起動するエントリを追加します。

整理すると、
  • αのMBRには何も入っていない。ブートローダーもブートマネージャもない。*3
  • βのMBRにはVistaのブートローダーが居る。これはβ上のブートマネージャを参照する。ブートマネージャはβ上のBCD情報を参照して、そこからαのVistaを起動するか、βのXPを起動するか選ぶ。
という、非常に気持ち悪い状態になります。*4
このまま運用できなくはないものの、もしβのHDDを取り外してしまったらαのVistaは起動できなくなります。

# まぁ、XPやXP以前の頃も↑のような問題はある上、認識したハード順にドライブレターが振り分けられるため、システムドライブがC:とならない事もある。Vistaでは、システムドライブが常にC:となるようになっただけでも偉いかもしれない。


というわけで、何が言いたかったかと言うと、OSのインストール中は、インストール先HDD以外は物理的に取り外しましょう^^*5

*1 : ブート構成データ

*2 : BCDを呼び出すソフト

*3 : DVDから起動して"修復"を試してみたけど、「ブートマネージャが見つからない」と文句を言われただけで終わった。ブートマネージャをインストールするコマンドは分からない…

*4 : 1ディスクにパーティションを切ってXPを入れている状態で、Vistaを入れたとき、簡単にデュアルブートになるように……とかいうのを意図して作ってあるのだろうが。

*5 : Linuxでもブートローダーが予期せぬ場所に入れられてしまった経験があるので、セットアップは何処にインストールするのか明示すべきだな。

Dynabook

さて、お次はDynabookの話題。
↑のように頻繁にOSを入れなおしたり環境を変えるタワーPCとは違い、ノートなのでハードの大きな変化もないし、構成的にも自作よりは安定していると言える。
というわけで、私は未だにDynabook AX1/424CMEを愛用している。メールを見るための安定したマシンとして。


が、最近たまにIDE #1 ERRORというエラーをBIOSのPOSTで吐くようになった。
これをはじめてみたときは、「終にHDDがお亡くなりか!?」と焦ったものだが、HDDは#0である。

つまり#1とは内蔵のCD/DVDドライブが問題ということ。メッセージと同様にアクセスLEDも点灯しっぱなしだし、ディスクイジェクトボタンは効かないし……。


このノートは、稼働中に雨漏り直撃で壊れたのを復活させた時に散々バラし慣れているので、必要最小限で分解し、エアーダスターを少々……。

と、米粒ほどの埃が沸いて出てきたのだ。


取り除いて元に戻すと認識。やったね!


この手のエラー(IDE #1 ERROR)が出るときは、ハードの故障を疑う前に、埃を除去をしてみるといいですよ。


#このノート、事あるごとに「もう買い替えじゃなかろうか…」と思ってしまうけど、結局直ってしまう不思議……。

2008/05/31(Sat)Windows2000でWPA2

2008/05/31 0:48 Software::Windows
無線でWPA2/WPA2-PSKを使う場合の設定というのを以前書いたけど、Windows2000でWPA2を使う場合にはこのパッチは使えない。

どうしたらいいものか…と思ったら、バッファローのWLI-U2-KG54の場合だと、公式HPのドライバを入れてみると、Windows2000でもWPA2-PSKが使用可能になった。

# バッファローの場合、クライアントマネージャのインストールだけではWPA2が使えない模様。

2008/05/14(Wed)x64とx86

2008/05/14 1:19 Software::Windows
x64なOSはVistaで初めてなのだけど、x86の扱いとx64の扱いや挙動には注意する点が多いと思う。
そのメモ。

x86アプリのレジストリ

x86をx64でエミュレートしているアプリケーションに関するレジストリエントリの場所はこちら。
HKEY_MACHINE\Software\Wow6432Node\以下。
例えば、x86系アプリのスタートアップエントリは、HKEY_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run\からHKEY_MACHINE\Software\Wow6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run\に変更されていて、前者の方はx64なアプリケーションだけが登録されているっぽい。

Program Files

C:\Program Files\以下にはx64アプリが入り、x86のアプリケーションはC:\Program Files (x86)\以下に格納されるらしい。
長ったらしい。
そして何故かIEの起動ショートカットが32ビット版と64ビット版が用意されている。Quick Launchには32ビット版だけ。
おそらく本来は64ビットだけにしたいのだろうけど、プラグインのことも考えて32ビット版を残したのでは……。

動くアプリ、動かないアプリ

基本的にx86ものはx64でも動く。が、プリンタドライバに干渉するAcrobat(パッチで動作する模様?)や、ネットワークの低層に干渉するファイヤーウォールなんかは厳密にアーキテクチャ環境が物を言うらしい。

動かなかったもの
  • Kerio Personal Firewall ver.2
  • Acrobat 8.0(8.1 UpdaterとVistaパッチで動くらしいが…うまくいかない)
  • ちょっと前のプリンタ・スキャナ等のドライバ
さっさとx64に移行しよう、皆。

2008/05/14(Wed)vLite

2008/05/14 1:18 Software::Windows


VistaのSP1統合はどうやるんだとググると、Sysprepを用いてやる面倒な手法が書いてあって、これしかないのかと思っていたのだけど、XPや2000の統合インストールを作成できるnLiteの親戚、vLiteというのを使うと、簡単に統合できるらしい。

今度試してみよう。

2008/05/14(Wed)Vista x64の感想

2008/05/14 1:06 Software::Windows
Vista x64をインストールして思ったことなど。
トラブルシュートというよりは長文の気づき・まとめメモです。

ウイルス対策ソフト

先日メインマシン用にDDR2 PC6400 2GBのメモリを2枚発注し、現状の1Gx2と合わせて6GBのメインメモリを搭載させようとしている今日この頃です。

当然のことながらx86では3GBちょっとしかメモリを認識できないので、x64系のOSになるわけですが、ウイルスバスターがVista SP1以降しかx64対応していないのもあって、XP x64とVista x64と迷っていたわけですがVista x64にしました。

Fetchの罠

インストールが終わり、SP1をインストールしようかなと下準備をしたりしていたのですが、妙にトロい。

やっぱり遅いのか?

何が遅い…?

前々から思ってたことなんですが、VistaだとHDDのアクセスLEDの付きっぷりが半端ない。画面では何も操作していないときでさえ。
パフォーマンス確認ツールで見ても(Vista標準搭載)メモリのページフォルト率が跳ね上がっている。

これは何が原因なのかと思って、色々情報収集してみたところ、Vistaからのウリの機能のひとつ、Super Fetchが元凶の模様。


早速、サービス(service.msc)から自動起動を手動起動に切り替えて、停止させてやったところ、驚くほどアクセスのシーク音が消えました。
本当にアプリケーションが動作しているときだけHDDが動いているといった感じ。


おそらく、このSuper Fetchという機能は通常使用において考えられたもので、インストールを連続して行うシステム構築時には切っておくものだと思う。
インストーラにプリフェッチかけてもしょうがないし……。

というわけで、Super Fetchを切ってからのインストールは至極快調です。
通常使用し始めたときには戻そうと思っていますが。