2008/10/12(Sun)Vistaの管理共有にアクセスする

2008/10/12 3:20 Software::Windows
Windows 2000やWindows XP Professional、Windows Vistaに搭載されているファイル共有には、「管理共有」という特殊な共有がある。

Sambaネットワークでは、共有名の末尾に$を付けると隠し共有となって、一覧に現れないのだが、管理目的のためデフォルトでドライブレター+$という名前で、全固定ディスクのルートディレクトリが共有されている。
つまり、コンピュータ名をワークグループで見つけられれば、\\ComputerName\C$でCドライブが丸見えと言うわけだ。
勿論、セキュリティ的には保護されていて、管理者権限がないとアクセスできない。
Administratorのパスワードが空だとドライブ丸ごとがそのまま見えたりということもあり*1、やはりセキュリティ上の観点からか、Vistaではローカル以外からは、たとえ管理権限を持っていたとしても参照できなくなったようだ。

というわけで、再度自分でドライブごとに共有を作る*2しかないかと思っていたのだが、やはり面倒。
閉じた家庭内LANなどでファイルをやり取りする場合は、やっぱりドライブごと共有していた方が楽ということもある。
そういうときには、このレジストリエントリを追加すれば良い。
手早くやりたい人は、share_policy.regをどうぞ。
キー名
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System
名前
LocalAccountTokenFilterPolicy
種類
DWORD(32ビット)
1
ちなみに0に戻すかエントリを削除すれば、デフォルトの動作に戻る。

*1 : XPでは空パスの場合は拒否されるはずだが、2000は通ってしまう

*2 : ただし管理共有で使われているC$, D$, ...という名前は使えない