2013/02/17(Sun)Protector Suite 2009のFile SafeとPersonal Safeを隠す

2013/02/18 18:35 Software::Windows
VAIO Z(VPCZ1)に導入されているProtector Suite 2009は、指紋認証をコントロールするツールで、パワーオン認証やWindows認証などに指紋を利用できる。
同時にファイルやフォルダを暗号化するツールとして、File SafeとPersonal Safeが含まれているのだが、面倒な場所に常駐するせいでキーボードニーモニックがぶつかって困ったことに。
それを解消する方法をメモ。

File SafeとPersonal Safe

File Safeはすべてのファイルのコンテキストメニューに項目を作り、さらに削除(D)とキーボードニーモニックが被っているため、右クリック→D→Enterのような操作の時にフォーカスを奪ってしまう。
つまり、この状態でファイルを削除しようと思うと、右クリック→D→D→Enterと操作が一回増えて困る。*1
file_safe.png


Personal Safeはマイコンピュータにアイコンが出るだけなので実害はないだが、とりあえず使う予定もないのに、ここに鎮座しているのも無駄な気がするので消したい。
personal_safe.png


本当はこういうのはProtector Suite本体からon/offできると良いのだけど、そういう項目はないようなので、コンテキストメニューの構成を司っているレジストリを修正して、指紋認証やこれらのコンポーネントを生かしたままメニューから消えてもらうことにする。

*1 : 左クリック→Del→Enterだと、誤ってダブルクリックになって起動/ファイルを開く恐れがあるし、カーソルキーでファイルを選んでいくのは誤って別のファイルにフォーカスがあたる危険性もあり、右クリックから削除するというのは一見意味がないようで実はある。

修正箇所

以下、レジストリファイルの形式で記述しているので、コピーして.regファイルを作り、それを開くだけで実施できる。

まず、File Safeを消すには以下のキーを削除
ちなみに、キー名に";"をつけてコメントアウトするような方法では消えてくれないので、必要ならバックアップを取ってから削除すると良い。
Windows Registry Editor Version 5.00

[-HKEY_CLASSES_ROOT\Drive\shellex\ContextMenuHandlers\SafearchiveContextMenu]

[-HKEY_CLASSES_ROOT\AllFilesystemObjects\shellex\ContextMenuHandlers\SafearchiveContextMenu]
おまけでPersonal Safeのアイコンをマイコンピュータから削除するにはこのキーを削除
Windows Registry Editor Version 5.00

[-HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\MyComputer\NameSpace\{055EF591-5C38-49a0-9BDA-51B1D69D0BF4}]
これですっきり。