2009/12/27(Sun)FedoraでSambaマウントする方法

2009/12/27 10:04 Software::Linux
自分にとってパッケージの充実度的に非常に使いやすいFedoraであるが、このLive CDもまた便利なものである。
仕事先で古いPCのHDDサルベージを頼まれたのだが、実機でバックアップするにはスペックが足りないので、手持ちのNotePCを使ってネットワークに吸い出すことにした。
その時Sambaマウントできなくて焦ったのでメモ。
Fedora LiveCDには*1Sambaマウントするためのモジュールが入っていないらしい。
なので、普通にマウントコマンドを打つと、
[root@localhost ~]# mount -t cifs -o username=kero //192.168.0.143/share /mnt/share
mount: block device //192.168.0.143/share is write-protected, mounting read-only
mount: cannot mount block device //192.168.0.143/share read-only
のようになってしまう。

そこで、サクっとyumでsamba-clientを入れればよい。
[root@localhost ~]# yum install samba-client
(略)

[root@localhost ~]# mount -t cifs -o username=kero //192.168.0.143/share /mnt/share
Password: 
いやぁ、メッセージが不親切なので、数分はまってしまった…。

*1 : 今回はFedora9のLiveと仮定しての話なので、新しいバージョンでは普通に使えるかもしれない

これで解決しない場合 2010/08/09

Fedora13でハマったのだが、指定しても"Password:"と聞いてきてくれず、かたくなに"cannot mount block device //192.168.0.143/share"というメッセージが出てくる場合、cifs-utilsが足りていない。
[root@localhost ~]# yum install cifs-utils
(略)
これで繋がった……。焦った。

別なメッセージ 2011/03/05

上記のcifs-utilsが入っていない場合の、別なエラーメッセージとしては以下のようなものが有る。
mount: 間違ったファイルシステムタイプ、不正なオプション、
       //server/share のスーパーブロックが不正、コードページまたは
       ヘルパープログラムの未指定、或いは他のエラー
       (for several filesystems (e.g. nfs, cifs) you might
       need a /sbin/mount.<type> helper program)
       In some cases useful info is found in syslog - try
       dmesg | tail  or so
そして、dmesgを確認すると
$ dmesg | tail
 CIFS VFS: cifs_mount failed w/return code = -13
 CIFS VFS: cifs_mount failed w/return code = -22
 CIFS VFS: cifs_mount failed w/return code = -22
 CIFS VFS: cifs_mount failed w/return code = -22
 CIFS VFS: cifs_mount failed w/return code = -22
 CIFS VFS: cifs_mount failed w/return code = -22
 CIFS VFS: cifs_mount failed w/return code = -22
 CIFS VFS: cifs_mount failed w/return code = -22
 CIFS VFS: cifs_mount failed w/return code = -22
というような感じ。
エラーメッセージが言っているように、/sbin/mount.cifs自体が存在しないので、マウント処理に移れないと言うことであろう。