2009/09/06(Sun)VAIO TZにWindows 7 RTM x86 Professionalをインストールする

2009/09/06 0:56 Hardware::VAIO
8月7日だかにWindows 7のRTM英語版がMSDNで公開されてから、ずっとインストールしようと思っていて忘れていた。
今日になってやっと時間が取れたので、そのインストールメモを作りつつ導入してみた。

インストール手順

今回インストールしたVAIO type T(VGN-TZ90HS)はオーナーメイドモデルで、内蔵SSD 32GBと、内蔵SATA 160GBの構成。
SSDの第2パーティションのリカバリ領域は圧縮して、SATAの最終セクタ寄りの第2パーティションに押し込んでおり、SSD全てがOS領域、SATAの第1パーティション(160GB中の150GBほど)が全部データ領域という使い方をしていたので、DVDドライブをUSB接続して、いきなりインストールした。*1

インストール手順で気をつけることは特になく、指示したがってちょちょっと操作していくだけ。
Vista以後、Windows PEの導入によってインストーラは格段に進化したね。

*1 : いや、実際には、True Imageを使ってSSDの内容をそのまま別の場所に保存しておいたのだが。急用が出来てすぐ動くOSが必要になったときのために。

日本語化

今回のRTM版は英語版なので、日本語化。
MSDNからは英語版のProfessional x86/x64と、各Language Packが用意されてたので、そのままあてられるのかと思ったが、それはEnterprise/Ultimate Editionのみ。
ProfessionalやHome Premiumはちょっと小細工をすればできるらしい。

ちなみに今回ダウンロードしたISOのファイルは以下。
Windows 7 Professional (x86) - DVD (English)
en_windows_7_professional_x86_dvd_x15-65804.iso
Windows 7 Language Pack (x86) - DVD (Multiple Languages)
mu_windows_7_language_pack_x86_dvd_x15-73272.iso

hirojiのWindows 7の表示言語の変更の秘密を参考に以下のような手順で進めて解決。

  1. mu_windows_7_language_pack_x86_dvd_x15-73272.isoをDAEMON Tools等でマウントするか、WinRAR等のアーカイバで開くか、DVDに焼いて、\langpacks\ja-jp\lp.cabを取り出してデスクトップに置いておく。
  2. [Langpackの適用] 管理者コマンドプロンプト*2から
    > dism /online /Add-Package /PackagePath:C:\Users\Kero\Desktop\lp.cab
    ...(数分かかる)...
    The operation completed successfully.と出たら完了
    
  3. レジストリを変更。
    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nls\Language]
    "InstallLanguage"="0409"を"0411"へ書き換え。
    
  4. [起動画面を日本語化] 管理者コマンドプロンプトから
    > bcdedit /set default locale ja-JP
    この操作を正しく終了しました。と出たら完了。
    

*2 : スタートメニュー→全てのプログラム→アクセサリ→コマンド プロンプトを右クリックして管理者として実行を選ぶ。(実際の項目は全て英語だけど。)

デバイスインストール

たまたま有線LANを繋げっぱなしでインストールしていたので、インストール早々Windows Updateが走り、色々な物がインストールされてしまった。
  • Sony Corporation driver update for Sony Programmable I/O Control Device
  • Intel Corporation - Display - Mobile Intel(R) 945 Express Chipset Family
  • Ricoh Company - Bus Controllers and Ports, Storage - Ricoh Memory Stick Host Controller
  • Ricoh Company - Bus Controllers and Ports, Storage - Ricoh SD/MMC Host Controller
  • Update for Internet Explorer 8 Compatibility View List for Windows 7 (KB973874)
  • Difinition Update for Windows Defender - KB915597 (Definition 1.65.330.0)
まあ、既にチップセットドライバやビデオ/サウンドドライバなどが組み込まれているようなので、後は足りない物を補う。

Windows Updateが一通り終わった段階で、不明なデバイスが2つほどあった。
ドライバの更新を選び、TZのリカバリディスクの\VAIO\Driver以下から再帰的に検索させて自動インストールすると、
  • FeliCa Port/PaSoRi
  • Sony Firmware Extension Parser Device
が追加された。

その後
  • WirelessスイッチをONにして、無線LANとBluetoothを自動インストール
  • HDD Protectionのshpf.infを右クリックしてインストール
とりあえずこれでも使えるが、タッチパッドのスクロール機能を使うため、カメラの専用ドライバを導入しておくため、それぞれを手動でドライバを更新。


デバイスマネージャーは以下のようになった。


tz_win7_devmgr.png


アプリケーション インストール

以下では、以前XPにダウングレードしたときに使ったものたちをベースに組み込んでいった。
が、Windows7はVistaベースなので、標準添付のリカバリデータorディスクの\VAIO\Application以下からそのまま実行する方が早くて確実だな。
インストール順番はこの順を推奨。


凡例は
TZ90HS
VGN-TZ90HSに付属のリカバリデータから使用
TZ
vaiolinkからTZダウングレードドライバを取得
TX3
vaiolinkからTX3ダウングレードドライバを取得
であるが、XP向けに作っただけあってそのままではダメ。
  1. Sony Shared Library(TZ90HS)
  2. Sony Utilities DLL(TZ90HS)
  3. Setting Utility Series(TZ90HS)
  4. Battery Checker(TZ)
  5. Battery Care Function(TZ)
  6. VAIO Event Service(TZ)
    XP化の時vaiolinkから用意してた物はv2.7.00.08140で古いので、TZ90HSリカバリディスクからv3.1.00.16030を入れる。
    そうしないと、Fn+F5,F6の輝度調整などは開けるが、Fn+F2~F4の音量変更の際、画面上にゲージがでない。
    
  7. VAIO Power Management(TZ)
    特にエラーにならなかったが、Windows 7元々の電源管理も賢いので敢えて入れる必要はないかも?
    
  8. VAIO Control Center(TZ90HS)
  9. VAIO HDD Protection(TZ90HS)
  10. VAIO Hardware Diagnostics(TX3)
    動かないので、TZ90HSリカバリディスクから入れる。
    
  11. Wireless Switch Setting Utility(TZ90HS)
  12. FeliCa Applications
    FelicaPortDriverを最初に入れておくのを忘れて、felica.dllが見つからないと怒られた。
    ここからダウロードして実行。
    FeliCa機能を使用するEdy ViewerやSF Viewerは、管理権限で起動しないと使えないことに注意。
    
  13. VAIO Data Restore Tool
  14. VAIO Manual
  15. 電子マニュアルDB
    XP化のときと同じくSP-013126-03より、kcapで解凍してから導入。
    
  16. かざしてログオン
    XP化のときに使ったSP-010481-01は、XP用のv1.x系なので、TZ90HSの\APRからSP-012861-03(v2.x系)をkcapで解凍してから導入。
    動作問題なし。
    

とりあえずこれで使い物になったかな。
後はアプリケーションをせっせとインストールするだけ~。